総合診療科とは?

総合診療科とは、専門化・細分化された獣医療の中で、患者様の主訴を、問診や身体所見などの手がかりから推察して診断を進め、動物全体を捉え、特定の臓器・疾患に限定せずオールラウンドに診療を行う診療科です。

また、当院では、循環器科などの専門医療も行なっておりますので、総合診療科から別の診療科を当院で安心して診断・治療を行えます。

総合診療科の意義

獣医療に限らず全ての分野において、ビッグデータを根拠に技術革新が凄まじいスピードで進んでいます。数年前の新しい知識や技術が時代遅れになる環境です。

獣医療においては、例えば、「心臓疾患で一般的に第一選択薬として長く使用されていた薬剤の効能が再評価される」「不治の病であった猫の感染症に治療の可能性が見出される」というように、数年前の常識・神話が崩れてきています。

さらに、動物も高齢化傾向にあることが影響し、我々獣医師もヒトの医療と同様に高い専門性が問われるようになりました。

健康診断の内容も年齢や犬種(猫種)に合わせて検査内容や専門性を精査する必要があると考えています。各種検査、特に超音波検査においては、専門家により診るポイントが異なります。

一方で、専門性のデメリットも実感する機会が増えてきている印象があります。動物達は自らの苦しみを言葉で説明することができません。症状が似ていても原因が全く異なるということは少なくありません。

我々の時代は、先輩獣医師の方々が切り開いてくださった恩恵に預かりながら、個の獣医師の経験に頼って発展した経緯があると感じています。これまでの歴史や経験を次世代の医療と繋ぐことが総合診療の重要な役割と考えております。

総合診療は、細心の一般診療、セカンドオピニオン、医療コーディネートを通して、「患者動物」「ご家族」「専門家」の三者関係の構築に貢献いたします。

獣医師の紹介

総合診療科 担当獣医師:頼定 大和